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映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」感想というか、原作信者の立場からボロクソな感想

評価:3/100
原作残存度:15%
原作レイプ度:400%


原作信者としての総評:やっぱり実写化には夢もキボーもないわ
原作の雰囲気を30%くらい残しつつ、適当にがんばってつくりました!って感じ。こんなのいらない。
もちろん原作全部再現しろとは言わないけどさ、削っちゃいけないところ削りすぎで骨子がガタガタ&スカスカになってる。
実力足りないのにつまんない映画作って、原作ファンを残念がらせるのは本当にやめてほしい。アニメもだけど。
ま、これだけ酷くて、オリジナル設定大量だったら、続きはつくれないってのは安心ポイントかな!


以下、ネタバレ全開というか、見に行く必要がないことがよくわかる内容になっております。
一行で言うと、監督原作読み込んでねーだろ!&映画単品としても糞だったよ!




ここがすごい!
//全体通して
・作品の暗さ・シニカルさ・狂気が稀釈されまくり。悪い意味で知性のないポップさ。
・原作と設定がかなり違う(みーくんが生徒じゃなかったり、ジェロニモさんがババアで関西弁だったり)
・ストーリー通してのテンポが悪い。
・アイキャンフライや新しい世界にこんにちわの演出が糞ダサイ
 →つーかさ、別に学校かよってねーから新しい世界もなにもないだろ。
・「嘘だけど」の演出が糞
・つーか、演出はもう全体的に糞
・メインの演技がね・・・もうね・・・・ 子役はすごく良かった。
・カメラワークは普通〜ダメ
・ラストが糞


//個別に
・まーちゃんがピザorz
・まーちゃんのキレ味が足りない。クレイジーじゃなくてメンヘル
・まーちゃんの細かい病んでる設定、まっすぐ歩けないとかが無視
・オリジナルシーンの、まーちゃの両親ゴチーンが狂気じゃなくてシュール。なんで避けない・・・
・いちめんのしたいがない
・つか過去の監禁場所が野外の掘っ立て小屋で監禁ってなんだよ! 穴だらけすぎるだろ! 叫んだら終わりじゃん。
・みーくんが昆虫系陰鬱美形じゃない
・みーくんの存在価値が色々な意味で薄い
・みーくんがまーちゃんに不要にキツくあたるところが結構ある
・みーくんとジェロニモの会話に知性・ウイットがない
・てか全体的にみーくんに知性がない
・「いつから玄関に立ってたの?」「昨日から」がない
・みーくんが菅原に敗北して終了wwwっwwwwwwっwwwっw
・杏ちゃんと浩太くんが汚く&臭くない
・杏ちゃんと浩太くんが普通に遊んでる
・杏ちゃんと浩太くんのDVがほぼスルー
・浩太くんがかっこよくない
・杏ちゃんと浩太くんを逃がす理由の説明が殆どない
・やきそばシーンの箸貫通がない
・恋日先生の靴下のセンス
・恋日先生との「治療ってなんだと思う?」の会話がぐっちゃぐちゃ
・病院のデスメタル婆さんがいないのに、メタルな残骸として、ギターとかが少しあってもう意味不明になってる。なくすなら綺麗になくせ
ジェロニモが関西弁ってなんか意味あるの?
 →てか10年前からここで警察やってるよね?
・だから、結局なんで菅原つかまったんだよ! 優秀な警察(笑)とかか?






ちなみに劇場で売っていて原作ファンが気になるアイテム2つについてチョット解説;
「電撃劇場文庫 みーくんとまーちゃんのXXの生活」\630
110P。イラストギャラリーが数ページ。
収録は2つ。
イメージアルバムについてた「幻想の在処は現実」40P
http://www.voltagenation.com/mima/
※このアルバムは非常にできがよいのでオススメ。このアルバムのまーちゃん&みーくんは非常にらしい。
携帯サイトで掲載していた「僕とまーちゃんの日記」63P
http://news.dengeki.com/elem/000/000/080/80843/index.html


「DVD 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん episode.0 回遊と誘拐」
まあ、映画はおまけで、本命の小説について。
内容は40Pで、収録は2つ。
みーまー最終刊にも収録されている「回避と誘拐」20P
書き下ろしの「ある殺し屋の見逃したもの」20P
→これは某短編作品との強いリンクあり。電撃文庫MGAZINEvol.14『まるごと一冊“入間人間”』に収録されていた作品。
→タイトルから想像出来るとおり、ロリコン探偵とも軽いリンクあり。


XXの生活は読書用・保存用・布教用・データ化用に4冊購入。
内容既読だったけどねorz







さて、35万用意して木曽川さんに連絡いたしますわ、すわすわ。嘘だけど。