World Digger

ワインとかITとかとか。

お手軽にiPhone4SにSUICA内蔵(成功!)

iPhone5はこちら→http://d.hatena.ne.jp/nanoha3/20121112/1352700683


3行で:
・だいたい1〜2時間の作業でSUICA内蔵できる
・ちょっと根気よくやれば誰でも出来ると思う
・あんまお金かからない&薬品扱う必要ない
・ここに辿り着くまでに3回失敗した><
→失敗ログ:iPhone4SSUICA内蔵 - World Digger http://bit.ly/u1OxnU


超参考;
街角R: Xperia Arc SO-01CにSuicaを内蔵させる http://bit.ly/uANfNY




//必要な物
・星形ドライバー http://moumantai.biz/?pid=24139387
FeliCaリーダー(動作確認用。今回はこれ http://www.amazon.co.jp/dp/B0047AHHD2/
・PIT-Mobile 干渉エラー防止シール *2枚 http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003DS84WM
SUICA(念のためにチャージ0円にしておくこと)
・iPhone4
・両面テープ
・カッターナイフ
・ハサミ
・マイナスドライバー
・ペンチ
恐らく買う必要のある最初の3点を合計して、約5000円。
iPhoneの修理が必要になった時に備えて、バックプレートの予備を買っておくと良いかも。http://moumantai.biz/?pid=34973969


//追記
下記2点の購入でより楽になる。
アルミパネルのないバックプレート
iPhone 4S 交換用バックプレート(ホワイト)http://amzn.to/wCN5V3
ICカード 用 エラー防止カード フラックス カード 片面反応タイプ http://amzn.to/AuSPf9
(1枚だけでOK)




//実装手順
手間がかかり、安定しないSUICAの化学分解ではなく、エラー防止シールを分解することで厚みを減らすのがこのやり方のポイント。


1. SUICAを分解する(60分)
 SUICAはICチップが実装された金属?カード部分に前後からプラスチックを粘着することで構成されている。
 特に四隅は圧着で強くくっついているので、まずこれを外して分解を進める。
 具体的な手順としては、カード左側の緑のデザイン(緑の部分は回路がある)に沿ってハサミでカットする。
 次ぎに、カッターナイフで金属部分とプラ部分を分ける。

 カード上下の銀色の部分に横からカッターを入れていき、根気よくめくるためのとっかかりをつくっていけば、なんとかめくれるようになる。

 これを表裏実施する。ICチップ部分をめくる時は、ダメージを与えないように丁寧にめくること。
 分解後、きちんと動作するかFelicaリーダーで動作確認。


2. iPhoneを分解する(5分)
 iPhoneの電源を落とす。



 星形ドライバーでネジを外し、バックプレートを上にちょっとスライドさせると簡単に外れる。


3. バックプレートの金属シールドを剥がす(30分)
 バックプレートには金属シールドが貼られているが、貼ったままだとSUICAの電波も遮断してしまうのでこれを剥がす。
 金属シールドは両面テープでバックプレートに貼られている。


 シールドのプレートの間にマイナスドライバーを差し込むなどして、シールドを持ち上げ、ペンチなどで剥がしていく。
 注意する点が3つ。
 a. マイナスドライバーでバックプレートをガリガリやると外から見える塗装部分に傷が付くので丁寧にすること。
 b. 金属シールドで手が切れることがあるので、気をつけること。
 c. バックプレートの左右の端の金属プレートをめくる時に、バックプレートを折らないように気をつけること。
 剥離後、きちんと動作するかバックレート内側に分解したSUICAをおいてFelicaリーダーで動作確認。


4. 干渉エラー防止シールを分解する(10分)

 干渉エラーシートの本体は、膨らんでいる部分に入っている金属みたいなペラいやつ。
 これを取り出すために、膨らんでる部分の手前をハサミでカットして、丁寧にめくっていく。
 金属っぽいぺらい本体はけっこうもろいので、ちぎれないようにこれも丁寧にめくること。
 分解後、きちんと動作するかバックレート内側に分解したSUICAをおき、その上に干渉エラー防止シールをのせ、さらにiPhone本体をくっつけて、Felicaリーダーで動作確認。


5. iPhoneSUICAを内蔵する。(10分)

 バックプレートに分解したSUICAを両面テープで貼る。必要に応じてSUICAの不要な部分をカットする。

 次ぎに干渉エラー防止シール本体をSUICAを全て覆うように両面テープで貼る。
 貼込みが終わった後、バックプレートをiPhone本体に接続し直し、ネジを締める。
 この際、バックプレートがiPhoneから浮いていないか、またバックプレートがきちんと奥までスライドしているか確認しておく。
 内蔵後、Felicaリーダーで動作確認。
チャージはコンビニで。








//法的な話
JR東日本SuicaSuicaに関する約款について>第1編 http://bit.ly/t6BWYC
「第7条 偽造、変造又は不正に作成されたICカード乗車券を使用することはできません。」
このSUICAの内蔵が、JRの言う変造に該当するかどうかが問題になる。
SUICAは鉄道の乗車券なので、その他有価証券に分類される(はず)ので、有価証券の変造に該当するかどうかが問題となる。
有価証券の変造とは、「不正に手を加えて異なる価値を作り出す行為」定義される。
同様のケースとなるであろうテレホンカードの変造では、テレカの度数を(主に磁気的に)いじることが変造とされた。
テレカ偽変造 http://bit.ly/uTann2
このケースでは、テレカの外観をいじることに対して「NTTが正規に発行したものではないかという不信の念を抱かせるほどの外観の異常さは認められないから、変造有価証券にあたる」との判決が下された。
さて、SUICAのケースではどうだろうか。
今回、SUICAはつんつるてんにめくることで、圧倒的にJRが正規に発行した物ではないかという不信の念を抱かせるほどの外観の異常さが認められる状態になっているw
がしかし、駄菓子菓子、SUICAにはテレカと異なり、モバイルSUICAなる面妖な商品があり―それは本質的にはチップに過ぎず―様々な外観(携帯電話や他のクレカなど)を持っている。
ここから都合の良い解釈を試みるに、JRはSUICAの外観について、JRが正規に発行した物であるとの「人に対する誤信の可能性」を問うことができないと考える。
つまり、SUICAの本質的な電子的部分に対する行為こそが、偽造・変造に該当し、外観に手を加えることについては該当しない・・・ということにしてくれるとうれしいな☆


ま−、SUICAなんて本質的には電子通貨なんだから、そこいじらなければ別にいいじゃんってことで。
財布に(外から見えない状態で)SUICA入れて使っても、携帯のモバイルSUICA使っても、iPhoneに薄くしたSUICA入れて使っても、どれも何も変わらないでしょ。
もしかすると、モバイルSUICAを内蔵した携帯の外観変えるのがその他有価証券の変造に該当するとか難癖つけられるかもですか?