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ワインとかITとかとか。

2.1.2 地域:ブルゴーニュ


//画像引用元http://item.rakuten.co.jp/esakiwine/c/0000000487/



ワインに狂った多くの人(私含む)が最終的に辿り着くのが、最も芸術的でユニークなワインの生産されるブルゴーニュである。
ブルゴーニュのワインは3つの特徴がある。
・栽培される葡萄はピノノワール(赤)、ガメイ(赤)、シャルドネ(白)、アリゴテ(白)の4種で、ワインは単一品種から作られる。
・商品名は地方名<地区名<村名<1級畑名(1st/Pre)<特級畑名(Gran)となり、この順に高品質になる。
 →具体的にはブルゴーニュ(地方名)、マルサネ(地区名)、バタールモンラッシェGrand Cru(畑名+畑等級 ※上記写真)とか。
・村毎の特徴が極めて強い。隣接する村でも全く味が違う場合も多い。
 →このため「ブルゴーニュが好き」という言い方ではなく「シャンベルタンが好き」という言い方をしたほうが良い。めんどくせーw


ブルゴーニュには5つの地区があり、北から順に
・シャブリ地区
・コード・ドール地区
・コート・ド・ニュイ地区
・コート・ド・ボーヌ地区
・コート・シャロネーズ地区
・マコネ地区
ボージョレ地区
特に重要なのはニュイとボーヌの2つの地区で、最高のワインはこの2つの地区にある村で生産されている。
ブルゴーニュと言えば暗黙のうちのこの2地区を指している場合も多い。
ボージョレは日本でおなじみのボージョレヌーボーが生産される地で、基本的にガメイを栽培している。



1本100万円する最も高価なワインとして知られるDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ/生産者名)のロマネコンティ(特級畑名)は、「ブルゴーニュ地方の、コート・ド・ニュイ地区の、ヴォーヌ・ロマネ村の、ロマネコンティという畑」で採れた葡萄でつくられているこの(畑に格付けはない。なぜならロマネコンティだから)。


なお、超大雑把に言って1本5000円以下のブルゴーニュは美味しくないので、買うなら5000円以上の畑名付きを買うべきである。