World Digger

ワインとかITとかとか。

iPhone通信費、定額か従量制か多数決で決めませんか? 〜もしもパケ定をやめてGB従量課金にしたら携帯料金は幾らに?〜



あらすじ  


iPhone5の7G制限が気になって、自分の使用量を確認したところあまりヘビーユーザーではない(400M程度)ことがわかった。
その結果、全体の回線費用を押し上げるへビーユーザーこそが回線費用を負担すべきという従量原理主義に目覚める。
※外出用にXi回線持ってるけど気にしない。
※とある仕事でWiMAX&docomo3G回線で毎日6GB転送してたこともあったが、そんなことは忘れた。てへぺろ(・ω<)




元データ  


下記2つのデータから計算。
サンプル間に整合性はないが、精度求めてるわけでもないので気にしない。
iPhoneのデータ通信量、86%のユーザーは1ヶ月7GB以内〜上位10%が全体の半分を消費
http://ipodtouchlab.com/2012/09/iphone-data-usage-results.html
ソフトバンク宮川氏がLTEに言及、iPhone 5の販売数がLTEを加速
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120914_559919.html
>「上位4%のユーザーが50%ぐらいのネットワークを占有している」




仮定  


a) パケ定データ通信料金=5000円
b) 計算簡略化のため、「1GB未満」ユーザーの通信料を0.5GB、「1GB〜2GB未満」のユーザーのデータ通信量は1.5GBとする。最上位ユーザー以外は同様。
c) 計算簡略化のため、アンケートの最上位ユーザー214人(6%)がネットワークの50%をシェアする
d) 思考実験だから、算出された料金によってユーザーの通信量が変わるとかは考えない。常識的ツッコミは無用でよろしく




計算  


<1. 最上位ユーザー通信量>
仮定cから、最上位ユーザーの通信量を求める。
最上位ユーザー以外の通信量合計は8,115.5GB。
仮定cで最上位ユーザーのシェアを50%とするので、最上位ユーザーの通信量は合計で8,115.5GB。
合計通信量は16,231GB(16TB)
なお、最上位ユーザーの平均通信量は37.9Gと素晴らしい数字に。
データ通信量とユーザー数割合のグラフがこれ。



<2. キャリア通信量収入>
合計人数 3607人 × パケ定 5000円 = 18,035,000円


<3. GB単価>
キャリア通信量収入 18,035,000 / 合計通信量 16,231GB = 1,111円/GB


<4. 損益分岐点>
5,000円 / 1,111円/GB = 4.5GB
つまり、4.5GB以下の通信しかしていないユーザーは、それ以上のユーザーの分の回線費用も負担している。




結論  


データ通信量が4.5G以下の下位81%のユーザーは、上位19%のための回線費用を負担している。
 →下位81%のユーザーはGB従量制になれば5000円以下の通信費におさまる。
もしGB従量制になれば、下位64%のユーザーのパケット代は月々1500円程度になる。
・最上位ユーザーのパケット代は平均月々3.8万円程度になる。
 →いつの時代の通信料だ? i-mode時代のヘビーユーザーってこんなもんだっけ?


//てーかキャリアはパケット単価/単位いい加減見直せよ。いつの時代の単価/単位だよそれー。
//iPhone5(32G・WH)予約したけど、10月だってさー 店舗予約人数350人で、ファーストロット100個だってー




提案  


ソーシャルゲー的ランキング競争の仕組み使った料金プランをつくってみては?
上位4%(回線の50%)のユーザーになった場合回線費用が4万円、それ以外のユーザーは3000円という料金プラン(現在5000円と仮定してね)。
自分の順位は日々確認できて、境界線上のユーザーは通信を避けようと思うから、総通信量減少のちょっとしたインセンティブにもなるし。
//まあ、ヘビーユーザーが順番に競合他社に流れて終了だけどな・・・