白ワイン・シャンパーニュ
1 1982 サロン
2 1982 ドン・ペリニョン
3 1999 コント・ラフォン モンラッシェ
4 1990 ソゼ ピュリニー・モンラッシェ 1er シャンカネ
5 1985 シャルル・エドシック ブラン・ド・ミレネール
6 2012 ピーター・ベーダー・マルベルグ ビュッシェンベルク・リースリング
7 MV ローランペリエ グランシエクル(80年代にデゴルジュマン)
8 1982 ティタンジェ コントドシャンパーニュ ロゼ
1982 サロンは強いブランデーのようでありながら、鰹の出汁、ミネラルの強い骨格、酸の細やかさと長さがあり、ワインに強い意志の表情を感じた。積極的にマリアージュしようと攻めてくる味わいで、蛤の茶わん蒸しと素晴らしいマリアージュだった。サロンは何度か飲んでいるが、ここまで素晴らしい熟成をしたものは初めてだった。
1982 ドンペリニョンは輝きと時間の蓄積を感じ、そして熟成したドンペリらしい全てのバランスがとれた味わい。
1999 コント・ラフォン モンラッシェは、脳を直接酔わせる香りがあり、陶酔した。
1つだけ若い2012 ピーター・ベーダー・マルベルグ ビュッシェンベルク・リースリングは極めて酸の美しい一本。PRAGERのWB畑に匹敵する。
赤ワイン
1 1996 ターリー ジンファンデル
2 1997 ジョルジュ・ルーミエ レザムルース
3 1989 ジョルジュ・ルーミエ ボンヌ・マール
4 1999 ルネ・アンジェル クロヴィージョ
5 2002 ルイ・ラトゥール ロマネ・サン・ヴィヴァン Les Quatre Journanx
6 2000 フランソワ・ラマルシュ グラン・リュ
7 1997 デュジャック クロドラロッシュ
8 1999 ルネ・アンジェル ヴォーヌロマネ 1er LET BRULEES
9 1982 シャトー・ジスクール
10 1981 クロ・フルテ
まさかのカリフォルニア、それもジンファンデルがトップ。1996 ターリー ジンファンデルは柔らかかな朱色の光がたゆたう。17度という超高アルコールの角が完全に取れて球体となり、艶やかな香りと、しっかりとした果実味がある。
ジョルジュ・ルーミエ、1997 レザムルースは陰に隠れがちなレザムルースにしては珍しく、日向でいちゃついている。
1989 ボンヌマールは偉大な穏やかさと酸の美しさがある。
他に特筆すべきワイン・マリアージュ
・十四代 七垂二十貫
十四代はすごくおいしいが、七垂二十貫は群を抜いて美味しい。
・2000 ラディコン オスラーヴィエ・フオーリ・ダル・テンポ
熟成したオレンジワインの完成を感じた一本。細かい澱のため数週間たたせておく必要がある。
・ガリジロー(アンリ・ジロー コトー・シャンプノワと甘酢ガリのマリアージュ)/自宅
コトーシャンプノワ3種(アンリジロー、パイヤール、ウーリエ)と鮨20種類くらいのマリアージュを試したところ、一番合ったのがこのペア! ガリは開封後しばらく酸を慣らす必要がある。
・シェリー デル・デューク とウミガメのスープ /アピシウス、バゼットの晩餐
全てが溶けて融合する。
・2008 パイヤール コトーシャンプノワ と フォアグラ/アピシウス
フォアグラの冷たい脂を、コトーシャンプノワの強い酸が分解し、脂が細かい泡となって消えていく。