World Digger

ワインとかITとかとか。

2 生産地「フランス/イタリア/その他ヨーロッパ/ニューワールド」


生産地はフランス/イタリア/その他ヨーロッパ/ニューワールドの4つに分けられる。


フランスはワインの一番有名処。
ワインの傾向としては、種類が超豊富(30万種?)で、どれを選べばよいかよくわからずハズレが多い。
生産者によって味の方向性が大きく異なり、ブドウや生産地の方向性を掴みづらいので最初は避けた方が良い。
ただ、最高のワインはフランスが多く、最後にたどり着く場所。
フランス国内のワインは2つの要素=「品質 × 産地」で分類できる。


イタリアは世界最大のワイン生産国で、20万種のワインが作られる。
フランスワインほど日本に入ってきていないが、その地域独特のブドウ(地ブドウ)が多く、分類は難しい。
安くて美味しく飲みやすいワインが多く、デイリーワイン向きでもある。
イタリア国内のワインは、フランス同様に2つの要素=「品質 × 産地」で分類できる。


その他ヨーロッパは、それぞれこんな方向性。ドイツワインは日本でもよく見る。
 ドイツ:甘めのリースリング(ブドウ品種)の白ワインが有名。甘くないリースリングや、それ以外の方向性もあるので、フランスに飽きたらチャレンジを。
 スペイン:ワインの1種とも言える、シェリー酒が有名。ワインより比較的しっかりしたアルコール感、果実味が特徴。繊細な魚介料理に合う。
 ポルトガル:芳醇な香りとまろやかなあじわいが特徴のポートワインが有名。白=食前酒、赤=食後酒向き。
 オーストリア:白ワインが70%を占め、国固有のブドウ「グリュナー・フェルトリーナー」がある。鮮烈な香りとリッチなアロマが特徴。
 ハンガリー:トカイでつくられる、貴腐菌と呼ばれる菌が付いたブドウから作った、貴腐ワインが有名。超甘口で奥深く複雑な甘みが特徴。


ニューワールドは、近代になってワイン作りをするようになった国々のこと。アメリカ・チリ・オーストラリア・ニュージーはよく売ってる。
 アメリカ:カリフォルニアが主な産地。ブドウの味を素直に引き出した、力強い・果実味の強いワインが多い。
 チリ:1000円以下の安くて美味しいコスパワインの代表国。
 アルゼンチン:80%が赤ワイン。力強いワインが多い、肉の国。
 南アフリカ:ニューワールドらしいパワフルさ・果実味と、ヨーロッパ的な繊細さを併せ持つ。
 オーストラリア・ニュージーランド:非常にフルーティで飲みやすい。NZはコスパが良い。