World Digger

ワインとかITとかとか。

2.1.6 地域:シャンパーニュ


食前酒やパーティーで飲まれることが多いシャンパンを生産するのが、シャンパーニュである。
シャンパーニュには4つの特徴があり、
・葡萄はピノノワール(赤)、ピノムニエ(赤)、シャルドネ(白)の3種類のみ。。
 →黒葡萄のみを使ったシャンパンをブラン・ド・ノワール、白のみをブラン・ド・ブランと呼ぶ。
・糖度は6段階あり、辛口から順にエクストラ・ブリュット、ブリュット、エクストラ・セック、セック、ドゥミセック、ドゥー。
・大手生産者(NM)と中小規模生産者(RM・CM)がある。
 →デパートで売っている殆どのシャンパンはNMで高い。ブランド品的な。
・一定の品質を維持するためNV(=ノンビンテージ・生産年記載なし)が主流で、高級品は生産年が記載され、年ごとに味が異なる。


複数の地区の葡萄をブレンドすることが多いので、他の地域と違ってあまり場所・畑名は重要ではない。
畑に等級はあるので(1st/Pre, Grand)目安の1つにはなる。


基本的に価格が高いこともあり、特に気にしないでいると大手生産者(NM)のNVシャンパンしか口にすることがない。
しかし、そうした製品とヴィンテージの記載された製品は全くレベルが異なる(NMのヴィンテージ品についても)。
あまりシャンパンが好きでないと思っていても、1度1万円前後のヴィンテージシャンパーニュを白ワイン用のグラスで飲んでみて欲しい。
かくいう私も、上記写真のドンペリ1988でシャンパンに覚醒した。


なお、シャンパーニュで生産される泡のみがシャンパンで、それ以外の地域は別の呼び名(例えばカヴァ(スペイン)やスプマンテ(イタリア))がある。