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PS3転売攻防におけるプレミアの低下

11/11の発売日にものすごい行列が並び、人気が集中したPS3が面白いことになってる。

ヤフオクで4500点以上のPS3が出品され、値段が暴騰するかと思いきや、一部の有志wが極端な金額(数十億)での入札を行い、相場の形成・取引の成立を阻害している。

PS3の売り手は基本価格にプレミアが上乗せされた価格での売却を望んでいる。
プレミアは需給バランスによって決定付けられるが、需給バランスは時間の進行(供給の増加)とともに低下するので、要はオプションの時間価値である。

PS3の時間価値の低下速度(セータ)がどの程度かはわからないが、Webの各種情報には以下のようなものがある
・大型家電量販店に緊急入荷としてPS3が大量に入荷するも在庫としてつみあがっている
・地方のゲームショップでは欠品することなく販売されている
・都内でTUTAYAで普通に買えた、などの報告がある。
・年内発売予定のソフトは現在発売中のものも含めて14本。
内、キラータイトルになりうるのはリッジレーサー7、グランツーリスモHD、ソニックザヘッジホッグ、アーマードコア4の4タイトル。
・年内のPS3予定供給台数は国内で2〜300万台っぽい(グローバルで600万台からの推測)
不確定なソフトを除いて、供給が十分になるのではないか、と思わされるような要素ばかりが並んでいる。

まー、何が起こるかというと、相場形成と取引が阻害されるうちに時間価値が低下して、オークションの売り手が手に入れようとしているプレミアが消滅し、
転売屋m9(^Д^)プギャー!!
になるんだろーなー、って話です。
個人的にはこうした状況は歓迎です。
こうした転売はオークション市場では好ましくないように思える。
バモア様の空売り戦略が株式市場で禁止されたのと同じこと。

さて、メリルリンチの日本支社が「M$任天堂ソニーの市場寡占を崩す」とのレポートを発表、11年3月期末の世界設置シェアを、Xbox360が39%、PS3が34%、Wiiを27%と予想しましたが、どうなることやら。
とりあえずWiiはほしいな。