論文の前空幕長、定年退職に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=656018&media_id=2
くだんの論文；
日本は侵略国家であったのか(pdf注意)
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf
チェキワード
文民統制
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%B0%91%E7%B5%B1%E5%88%B6
この問題のポイントは２点かな、と思う。
・日本が侵略国家であるかどうか
→前空幕長の考えは、「"駐屯条約に基づいた進軍であるため"侵略ではない」。また、侵略と表現する場合でも、欧米国家が実施したような人種差別等を伴う侵略とは異なる。前空幕長は侵略と言う言葉を定義した上で発言しているので、彼の定義からすると侵略ではないけど、平均的な侵略という言葉の意味からすると、侵略だと思う（この侵略については合法的か、非合法的かという議論が出てくると思うけど）。
・論文の内容が政治判断を含むか（シビリアンコントロールに抵触する＝処罰されるべき内容か）
→8P目の、今後の米軍との関係についての下りは、抽象的ながらも政治判断への要望を感じられるので、この辺りは軍人が発言するのは不適切な内容と感じる。
ただ、前空幕長の「今回のことが政治に利用され、自衛隊全体の名誉が汚されることは本意ではない」等の発言や、論文のタイトルからすると、本人の意図は歴史認識を見直すところにあるのではないかな。
歴史認識の見直しが政治判断かどうかは、認識の見直しを具体的な政治行動(例えば、侵略でないため賠償金は払わなくても良いという発言)と結びつけていないのであれば、政治判断ではないと思う。
ここは議論の余地が多々あると思いますし、米軍についての内容があるため、自衛隊としてはグレーでも処分したのかもしれないけど。
や、それにしても退職金額をのせてアジろうとするマスコミはどうかしてるとしか言いようがない。
自衛官に給与の開示義務あったっけな。
てーか、自分らの退職金も併せて開示しろよｗ
