World Digger

ワインとかITとかとか。

無料雑誌のビジネスモデル

一応新卒社会人なので、かの有名なリクルートの無料雑誌「R25」を読んでみた。

 うーん、微妙。今号のコンセプトである無駄遣いの正当化はまぁ、いいとしよう。しかしその使い道に挙げられてい「20万の無駄使い」のなかにほとんどまともな商品がないってのはこの雑誌のビジネスモデルの崩壊を示している気がする。

 元をホットペッパーに発するこのリクルートの無料系雑誌のビジネスモデルは以下のような仕組みになっている。

? 雑誌に掲載する製品・お店などの広告主からお金をもらう
? 無料で雑誌を配布する
? 雑誌を読んだ人が製品・お店に行って取引が行われる
? 広告主が儲かる(増加した売り上げ>広告費&費用)
? 雑誌が人気を集め、さらに広告が増える
? ?に戻って繰り返す

 このビジネスモデルの目的である広告主の製品・お店の売上げと利益増加のポイントは、読者がどれだけ雑誌から喚起されて製品を購入するかにかかっている。
 そんななか、全く売れていないウォークマンAを前面に押し出し、しかも20万円で「全てのオーディオシステムをソニーで揃える」というコンセプトの元まったく売れてもいないHDD搭載コンポを広告に載せているのは、致命的である。読者が買いたくなるような製品ではなく、広告主が売りたい商品を載せていては広告の効果が薄れると気づいていないのか、圧力があるのか知らんが、現時点ではR25は広告主のあほな広告が載った紙屑でしかない。

 ところで絵では描かれながら広告に掲載されてなかったB&OのBeo Sound9000とBeoLab8000は価格が高すぎるという話なのだろうか。マニアとしては20万で中途半端なオーディオセット買うよりもいいと思うのだが。

Beo Sound9000 55万
http://www.bo-akasaka.com/products/bs9000.html
BeoLab8000  45万(ペア)
http://www.bo-akasaka.com/products/bl8000.html