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レクサスのソフト面

「レクサス」動かす1000万行――ソフトの品質を議論すべき時が来た【新連載】
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMIT0z000023102006

>画像処理用には毎秒1000億回もの処理能力のある特製CPU
100GFLOPSの計算性能とのことだが・・・本当なのかな。
SonyのCELLが288GFPS、Pen4 3.8GHzが15.2GFPS。
特殊なマルチコア使ってるか、デュアル〜プロセッサ乗せないと実現は難しいような・・・車の値段が値段だから載せれるだろうけど。
あ、前ATIがX1900で100GFPSとかいうネタがあったか。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20061002/249516/
ちなみに現在最速は理化学研究所の持つスパコンIBM構築)で、1PFLOPS。

で、そんな突っ込みはどうでも良くて、気になったのは以下の発言。

>問題はソフトの品質・信頼性を高めるための方法論が確立していないことだ。
これってどうなんだろーなー、と。
ソフトウェア開発ではwaterfallなり、Extremeなりの基礎的な方法論は確かにあるけど、実際に失敗(納期遅延)することが多い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E5%B7%A5%E5%AD%A6
んー、でも個別事例でならゲーム会社の旧SQUAREは結構独自の方法論確立して、成功してる。
TOBAL2は当初の予定通りに発売、徹夜作業なしという奇跡的な開発してるし。
どちらかと言うと、方法論が確立していないのが問題ではなく、各社で独自の方法論を囲っているのが問題じゃないのかな。
まー、ソフト開発のコストって人数×開発期間だから、開発期間を短縮する方法論は競争上極めて重要だから、外部公開したくないんだろうけど。
1ヶ月発売/リリース延期すると利益の50%が飛ぶって経験則があるくらいだし。

あと問題があるところといえば、ソフトウェア開発の方法論はソフトウェア開発独自の方法論である、と考えてるところか。
この辺は今読んでるアート・オブ・プロジェクトマネジメント読んだら別記するかな。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4873112990/sr=8-1/qid=1161660069/ref=sr_1_1/250-3575459-7720239?ie=UTF8&s=books