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相続税の節税

相続税はアホみたいに高い
いくつかの控除があるとはいえ、税率は10〜50%、一般的な資産を持っている場合に、実際にかかる税額は控除等を考えると5〜25%程度。
これが資産全体にかかるので、支払税額はすごいことになる。

そこでいろいろな節税方法が考えられていて、代表的なものとしては以下の3パターンがある。

<資産圧縮系>
・DCFを使った資産圧縮。投資型年金等で現在の1000万円を25年間で1000万円にして評価額を圧縮する
・不動産等を購入し、評価額を圧縮する

<控除系>
・法律上の養子とかにして、相続関係により控除税額を増やす
・生命保険に加入し、控除額を増やす

<その他の税制を利用>
・生前贈与
・海外の税制を活用

が、これらを活用してもあまり税額は圧縮できない。
せいぜい実質15%が9%になったり、といった感じである。


そこで、マーケットを仲介した相続スキームを考えてみた。
いくつかリスクはあるものの、この手法を使えば相続税をほぼ0%にすることができる。
法的に問題ないかは、まだ調べてないが。

まず、設定として日経225が100円、親の資産が100、子の資産が100とする。
ここから以下のような取引を行う。

225=100
親(資産100):225先物1枚買い@100(利益0)
子(資産100):225先物1枚売り@100(利益0)

で、マーケットが動き、

225=80
親(資産80):225先物1枚買い@100(利益-20)
子(資産120):225先物1枚売り@100(利益20)

となった時に決済する。
これで親から子に20の相続ができている。
たた、当然この場合に問題が発生する。

?マーケットが逆方向に動くと、子から親に資産が移転する
?子の20の利益には20%の税金がかかり、これは相続税より高い場合が多い
?手数料がかかる

これらの問題に対しては、以下のような解決策がある。

>?
流動性の低い商品を利用する。限月の離れたオプションは取引量が異常に少ない。
例えば、夕場の4カ月先のオプションなどで、子が120で売り、親が120で買う。その後、子が100で返済買いし、親が100で返済売りする。
流動性がないため、こちらの思うような値段をつけることができる。

>?
納税までに実現益を含み益にする。
例えば、先物を両建てし、含み損を実現することで、実現益と相殺する。

>?
これは回避のしようがない。


さて、これが法的に問題ないかどうかは・・・どうなんだろう。
同じ商品でやると問題が見つかりやすいなら、複数の互いのベータ=1となるような商品でマスクしてやればある程度は隠ぺいできるけど。
例えば、日本トレンドセレクトと先物とか。

・・・そんなことをふと思いついた昨日でした。