タイトル見て「とうとうか・・・」とか思った人、怒らないから正直に申告してくださいw
そして、将来本当にホームレスになったら、世話してくださいw
某オプションblogで紹介されていて、内容が気になったので買って、読んでみた。
いろいろな種類のサラリーマンや、ビルオーナーが人生から転落し、ホームレスになるまでの話。
正直なところ、幾分自業自得だとは思うが、おそらく責任の大部分は社会にあるのだろう。
多くのケースはバブルに事業拡大や、昇進して、その後失敗したり、リストラされている。
これは当時の社会に「今後はずっと景気が拡大する」「日経平均は4万円へ」「土地最強」といった価値観が蔓延していたからなので、仕方ないと言えばしかたない。
アルカイダのバカヤロウの人は、完全にアルカイダの責任だが。
誰だって景気がいい時は傲慢になり、不景気になった時のことを考えない。
想像力の問題と言えばそれまでだが、もう少し、将来に悲観的になってもいいのではないだろうか。
人生ずっと平穏に過ごせれる確率は、宝くじに当たる確率よりずっと高く、不幸のバリエーションは際限ないのである。
しかもこちらはクジをわざわざ買わなくても当選する確率がある。
年に1度、正月にでも今年の目標率ととともに、今年起こるかもしれない不幸リストを書き出し、よく想像する必要があるかもしれない。
ビジョナリーカンパニー2に出てきた経営者の人たちって、そんな人たちばかりだったし。
ちなみに、私は毎日不幸な想像しかしていない。
プット売りする場合は、どれだけ臆病でも臆病すぎることはないのだ(ところでこの和訳キモチワルイですよね)。
今日だって、かなり真剣に関東大震災とテロと隕石落下の心配をしている。
一点だけ、外資系ファンドマネージャーの話には同情すべき点はない。
市場がブルの時にしか勝てないファンドマネージャーはいらない。
マーケットにおいては、ベアの時に利益を出すスキームを知らない本人に責任がある。
ま、当時は225と225先物の値段が1〜2%も開いていることがざらで、ソロモンが好き放題アーブしてたという完全に金融未発展状態だったらしいので、日本人金融マンの平均的な姿ではあるのだろうが。