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年金糸冬了&今後の人口推移予測

■将来の年金「現役収入の50%」困難、厚労相が示唆(読売新聞 - 11月11日 03:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=115503&media_id=20

>人口推計は国勢調査に合わせて5年に1度実施している。前回推計は、将来の出生率は1・31で下げ止まり、2050年には1・39まで回復すると推計していた。この推計に基づく年金の給付水準は、2023年に50・2%となり、以後そのままの水準で推移するとしていた。

まずこの仮定がおかしいw
年々低下してついに2005年に1.25に下がってるのにどうして将来上がると仮定できるのか。
合計特殊出生率の推移
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1550.html

・・・て、人口ピラミッド見るとそう考えれるのかな?
平成16年10月1日現在推計人口
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2004np/index.htm
H16年時点で30〜33の第二次ベビーブーム世代が出産に入れば・・・いや、ちょい待った。
第1次ベビブー(55〜57)から第2次になるまで25年間間隔があるけど、その間弧の字のグラフになってるから、第2次ベビブーが出産を開始するまえでもある程度回復するはず。
それがないってことはあー、あれだ、出産時平均年齢の影響だ。

新生児数=母集団総数×合計特殊出産率
で、合計特殊出生率は低下傾向。
母集団総数はH16年の平均第一子出産年齢が28.9歳だから・・・
All about
http://allabout.co.jp/children/childbirth/closeup/CU20050602B/

・・・平均的にはもう第二次ベビーブーム世代すぎてますねw
あははw
ま、まぁ出産年齢は25〜35で広く分布してるから・・・2005年にも出生率低下したから上限に近い35もダメかorz

結論:もうダメポ

今後何らかの有効な対応がされない限り出生率は絶対低下するし、新生児数も低下するのは明らか。
で、当然のように年金制度は崩壊に向かっていく。
多分人口比率考えると、平均手取り賃金の30〜35%ってのが妥当なところかな。

現状が59%で月給393千円*0.59≒233千円らしいけど、まぁ将来的には
393千円*0.35≒138千円といったところか。
夫婦2人で月額13万8千円。
ま、普通は生きていけないですね。
月25万で80歳まで生きていくとして、必要な金額は
(25-13.8)*12*(80-60)=2688万円。
安全資産を考えて60歳時点で3000〜3500万程度ないとまともな生活が送れないわけですな。
こんな資産退職時に持ってるのって大部分の人にとっては難しいですな。

はてさて、どうなるのやら。

ちなみに私は非学生時代に年金払ってません(厚生年金は自動的に払ってるが)。
会社の401Kも前払いでもらってます。
年金払わなかったのは投資対象として旨みがないため。
401k前払いでもらってるのは自分で運用したほうが利回りがいいため&資産管理を簡素化するためです。
最低年間で10%利回り出せない商品に意味はないです。